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金魚の白点病、繰り返す場合はハイターで水槽を塩素消毒!!

白点病は寄生する相手がいないと殻にくるまって休眠する。実にやっかいな病気だ。

白点病は水温が下がる早春や秋口など、活動要件が揃うと再び宿主を探しだす。よって、白点病が出た水槽は要注意。せっかく治ったと思っていても、再び白点病を繰り返すことになる。

そんなやっかいな白点病だが、治療はメチレンブルーで薬浴するのが一般的。

薬浴といえば病気になった金魚や熱帯魚を隔離して治療するのが普通だか、白点病の場合は病気が出た水槽で治療する。つまり、水槽ごと薬浴してしまうのだ。フィルターや砂利、ろ材までも殺菌してしまう。一緒にいる健康な金魚、熱帯魚であっても例外は無く、隔離せずにそのまま薬浴してしまう。

メチレンブルーを使った薬浴方法は色々あるが、自分の場合はこういう方法で薬浴する。

自分の場合、フィルターも付けっぱなし、回しっぱなしで治療する。ただし、活性炭やゼオライトなどは薬を吸着してしまう恐れがあるので取り出す。

ただ、照明やフィルターがあると、メチレンブルーの効果が時間とともに弱まってくる。そこで、3日目に半分ぐらいの水を換えをし、再びメチレンブルーを「規定量の半分ぐらい」入れる。

そして、さらに3日後の6日目には再び半分の水換えをし、今度は「規定量の3/4ぐらい」のメチレンブルーを入れる。そして、次の9日目ぐらいには治療を終え、徐々に水換えをして薬を減らしていく。

ただし、この様にメチレンブルーで殺菌・消毒したにも関わらす、再び白点病が発生、繰り返すことがある。

もはやウイルスのようなしぶとさであるが、そういう時は、金魚や熱帯魚はメチレンブルーで隔離治療し、水槽は塩素(ハイターブリーチ)で徹底的に殺菌・消毒してしまう。

もし、既にメチレンブルーなどで薬浴しているにも関わらず白点病が再発しているようなら、このハイター・ブリーチによる塩素消毒がおすすめ。この方法であれば、自分の経験上、間違いなく白点病を消滅させることができる。

ハイター、ブリーチ(できれば衣料用)を1Lにつき20mlの濃度で薄め、この消毒液で水槽やろ材、砂利、アクセサリーなどを全て塩素消毒してしまう。ハイター、ブリーチの濃度は保健所などの「0.1%次亜塩素酸ナトリウム液の作り方」に準じているが、もっと確実に殺菌・消毒したい場合は、1Lに100mlのハイターを入れ、0.5%濃度の消毒液にしてもいい。

ちなみに、キッチン用のハイターやブリーチは洗剤(界面活性剤など)が入っているので注意。キッチン用のハイターやブリーチを使った場合は、衣料用以上によくすすいだほうがいいかもしれない。

観賞魚専門の病魚薬でもグリーンFクリアーなど塩素系の薬はある。でも、効果はあまり変わらないので、ハイアーやブリーチがあるならわざわざ買う必要はないと思う。

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