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水族館ブームも金魚、熱帯魚の人気が出ないのは何故?

Whale shark in churaumi aquarium
Whale shark in churaumi aquarium / Dolmang

最近、水族館のニュースや特集番組をテレビなどでよく目にする。水族館スタッフの涙ぐましい努力もあってか来館者も増え、今や"水族館ブーム"といってもいいぐらいの盛り上がりだ。

一方、金魚や熱帯魚、海水魚を販売している街のペットショップや観賞魚店やはどうかと言えば、人もまばらで正直あまり繁盛しているようには見えない。

しかしながら、水族館もペットショップも魚を展示している点では同じ。さらに言えば、水族館は入場料が必要だが、ペットショップは無料で見ることができる。しかも、ペットショップであれはお気に入りの金魚や熱帯魚を自分のものにすることも出来る。

それにも関わらず、水族館には多くの人が集まり、ペットショップの展示には人が集まらない。つまり、水族館にはお金を払っても見たい水槽があるが、ペットショップにはたとえ無料でも見たい水槽が無いということになる。

水族館が人気となっている理由は旧来の展示方法を変え、様々な工夫を凝らしている点にある。もちろん、イルカやペンギンといった人気の動物がいることもあるだろう。しかし、有名な旭山動物園が行動展示を始めて人気に火がついたように、水族館も北の大地の水族館のように"魚本来の生態"を見せようと涙ぐましい努力をしているのだ。

それに対し、ペットショップのほうはどうだろう。展示してある水槽は概ね水槽に魚を入れているだけのようにも見える。その目的が"販売"なのでしょうがない面もあるとは思うが、展示しているという意識が少ないためか、水槽の水景をアピールできていない。

水族館が人気となっていることはアクアリウム業界にとっても朗報なことであろう。ペットショップが水族館ほど大きな水槽で展示することは不可能だとは思うが、もう少し水槽の展示方法や演出に工夫があってもいいように思える。このブームを見過ごすのはあまりにも勿体無い気がする。

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コメント

やっぱり水族館にはみたいお魚がいるからかなあ(*^_^*)娯楽性も幅広いからでは・・・

投稿: ひで | 2014年2月 5日 (水) 12時45分

そうですね。水族館には目玉、花形がいますからね。ペットショップも演出次第ではもっと見栄えする水槽になるとは思うのですが。

投稿: ごまめ | 2014年2月 5日 (水) 15時03分

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