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金魚水槽のコケ対策にアルミナ!? 石巻貝に負けぬ抑制効果!!

金魚水槽のコケ対策に一番効果的なのは「人の手」であることは周知の事実。しかしながら、水槽のコケ掃除に悩まされている人の中には、本音では「水槽に手を入れずにコケ取りができないものか」と考えいる人も多いことだろう。

自分もそうで、これまでは石巻貝やカノコ貝に頼りつつ、取りきれないコケは結局自分の手で掃除してきた。また、石巻貝やカノコ貝は当たり外れが多く、よくコケ取りしてくれるものもいれば、あっけなく落ちてしまうのもいて、なかなかこちらが考えるようには働いてくれなかった。中には、コケ取りどころか大量に卵を生むのもいたりした。

石巻貝やカノコ貝の卵はスクレーパーで簡単に落とすことができるのだが、やっかいなことに、卵の輪郭は白く残ってしまうのだ。せっかく黒のバックスクリーンで金魚を見栄え良く見せようとしているのに、この白い輪郭がちらほら点在してしまうと、その見栄えも全て台無しになってしまう。

そんなこともあって、常々コケ取り生体に替わる何か良いコケ対策はないものかと考えていたのだが、最近、ある悪あがきを始めた。コケの原因となるリン酸塩とケイ酸塩を吸着材(アルミナ=酸化アルミニウム)で除去してしまうという方法だ。

この方法、結論から先に言えば、少量の石巻貝やカノコ貝を入れていた時と同程度にはコケを抑制できる。自分が使っているアルミナはシーケムの「フォスガード」という商品だが、このフォスガードを入れてからは明らかにコケの発生が遅れ、コケが全く生えなくなるということは無いものの、水槽に手を入れてコケ取り掃除をするのは2ヶ月に1回程度で済むようになった。

石巻貝やカノコ貝は度々補充したり、卵を生めばその都度掃除をしたりと面倒で止めたのだが、アルミナ(フォスガード)なら2ヶ月から3ヶ月に1度入れ替えればいいだけなので便利。うちは60センチ水槽に15センチの金魚2匹の環境だが、約2ヶ月間はコケ掃除が不要になっている。少量のコケは気にならないと言うのであれば、約3ヶ月はコケ掃除の必要は無いかもしれない。

金魚(浜茜)

2ヵ月後の水槽。
バックスクリーン下部にうっすらとコケが生え始めている。

ただし、このフォスガードは水草水槽には向かない。何故なら、水草に必要な栄養まで吸着してしまうから。ガーデニングなどでは、土に含まれるアルミナが多すぎるとリン酸不足で植物が育たなくなってしまうことがあるらしい。その意味では、水草を入れない金魚水槽にはまさにうってつけと言えるかもしれない。もちろん、金魚自体に影響は無く、これまでのところ、うちの水槽でも問題は出ていない。どんな金魚でも水換え後に規定量を守って入れるようにすれば大丈夫だろう。

フォスガードは250mlで2,200円と少し高め。しかし、自分は60センチ水槽に1回量40mlで使っている。つまり、250mlだと6回は使える計算だ。2ヶ月に1回の交換で約1年。3ヶ月に1回の交換だと約1年半もつわけだ。これが高いとみるか安いとみるかは人それぞれだろうが、他のコケ対策用品と比べてもそれほど差は無いと思う。むしろ、フォスガードのほうがコストパフォーマンスに優れているかもしれない。

上物の金魚や高級金魚を飼育している人の中には、病気の持ち込みを抑えるためにもなるべく余計な生体は入れたくない人も多いだろう。水槽に石巻貝等、コケ取り生体を何度も入れるよりは、アルミナのような吸着材を入れるほうが精神衛生上いいかもしれない。もっとも、青水飼育している人にとっては「冗談はよせ」って話だろうがω

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