
金魚水槽に設置してある懐古堂のスポンジフィルター(100S)を改造してみた。
フィルターの改造箇所、方法は以下の通りだ。改造の目的は、ろ過能力のアップ、エアレーションの飛沫防止が主な目的だ。
1、100Sのスポンジフィルターを縦に2個重ねる。
2、動力をエアポンプから水中モーターへ変える。
つまり、フィルターのろ過容量を2倍に増やし、循環方式を水中モーターに変更したわけだ。この改造によりろ過能力が向上、エアレーションの飛沫に関しては劇的に減少させることが出来た。
上の画像の水中モーターは懐古堂専用のものではなく、ジェックスのコーナーパワーフィルターのモーターを流用。スポンジフィルター(100S)との連結、接続には、懐古堂専用のエアフローパイプを使用している。
フィルター上部とモーターの接続は懐古堂専用のエアフローパイプでなくても構わないが、なにがしかのパイプが無い限り、隙間無く連結させることはできないので注意。自分はエアフローパイプを適当な長さ(2cm)に切って使用している。
懐古堂に限らず、スポンジフィルターの欠点はエアレーションによって水が跳ねることだろう。どんなに高性能なエアストーンを使っても、結局はブクブクの泡が大きくなってしまう。水槽がリビングにある関係上、このブクブクによる水はねが気になっていたし、衛生面でもNGだった。
しかし、この改造によってその煩わしさから開放された。音に関してもほぼ無音になり、水の音さえも無くなった。これは我ながら見事な感じ。大成功だった。ろ過能力もスポンジの面積が2倍になったことで、2倍とはいかずとも幾らかはろ過能力がアップしたことだろう。

自分は排出口にシャワーパイプを接続した。このシャワーパイプはジェックスのコーナーパワーフィルターに付属しているもので、当初、エアレ不足による酸欠を恐れて付けたものだ。しかし、金魚の様子を見る限り、これに関してはあっても無くても構わない感じ。水の循環によって十分エアレーションできているようだ。
ちなみに、上の画像でシャワーパイプの先端に付いているものは、お茶の急須などによく付いているゴムの管。これがあると、排水口からの水流が穏やかになり水はねが無くなる。音もしなくなるのでおすすめだ。
また面白いことに、懐古堂のスポンジフィルター(100S)を2個重ね、そこに水中モーターを連結させると、高さが大体33~34センチぐらいになる。高さが36センチの60レギュラー水槽にとってはちょうどいい水位、高さになるので、自分と同様、エアレーションの飛沫に悩んでいる人は試してみるといいかもしれない。
改造、連結も意外なほど簡単。個人的にはとても気に入っている。おすすめだ。