塩浴

金魚の病気(白点、エラ病、尾ぐされ等)にはアグテンが便利!

金魚の様子が変な時、病気かな?と思った時に便利なのがアグテン(パウダー)。殺菌剤に抗生物質も配合されていて広範囲の細菌、病気に効果がある。それでいて水草にも安心。金魚の病気、薬浴に使うにはとても便利だ。

金魚が餌を食べなくなったり(食べても吐き出したり)、エラの呼吸が増えて苦しそうにしていたり・・・。そうした症状が続く時は金魚が何かの病気にかかっているサイン。一般的には水替えをしたりフィルターを掃除したりすれば治ることもあるが、それでも良くならない場合は早めに薬浴をしたほうがいい。

こういう時、自分は先ず第一の選択としてアグテンを入れている。アグデンには液体タイプと粉末タイプがあるが、自分は粉末タイプを使っている。粉末タイプには抗菌剤のマラカイトグリーンだけでなく、抗生物質のスルファジメトキシンナトリウム(サルファ剤)も配合されている。

うちの水槽にはマツモやリシアなどの水草も浮いているので、水草にも使えるアグテンはとても便利。また、フィルターはスポンジフィルターを使っていて定期的に掃除はしているが、忙しさにかまけて掃除や水替えが十分でない事が多い。金魚はそういう時に限って調子を崩すのだが、そういう時は逆にいい機会だと思い、薬浴して水槽ごと殺菌消毒するようにしている。

よく金魚の病気は隔離して薬浴、治療すべき・・・といった意見がある。その理由は薬でバクテリアが死に、ろ過が台無しになるからだろう。しかし、薬品メーカーの使い方は全く逆で、水槽ごと消毒することを推奨している。どちらの使い方が正解かは明らか。ろ過はまたいずれ自然に出来るので、病気の出た水槽、ろ過は、一旦リセットしてしまったほうが良い。

アグテン(粉末)は、個人的な感想では白点病や尾ぐされ病だけでなく、細菌感染と思われる体表の赤み、エラの動き、呼吸の異常にも効果があるように思う。とても使いやすい薬。おすすめだ。

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永久塩浴が金魚水槽の病気、コケ対策になっている!?

 

水槽の照明が強いとコケが発生しがち。餌とフンの多い金魚水槽だと特に。でも、病気対策に少量の塩を入れておくと、不思議とコケも出にくくなる。

うちは時々0.3パーセント程の塩を入れている。月に2回から3回の頻度で水替えをするので塩分濃度はその度に薄まっていくが、ほどほど薄まった頃にまた0.3パーセントの塩を入れる。60センチ水槽なので150gほど。つまり永久塩浴。もうだいぶ続けているので、今では水槽が一体どれほどの塩分濃度になっているのかは分からない。

でも、そうこうしているうちに、ふと、水槽のガラス面にコケがあまり付かなくなったことに気づいた。また、マツモの成長も幾分遅くなっている様子。このマツモの増え方を見て、ようやく塩の別の効果に気づいた。どうやら、マツモもコケも、塩分があるとあまり爆発的には増殖できないようだ。

当初、塩は水替えの度に調子を崩していた金魚のために入れていた。しかし、これが別の思わぬ効果を生み出してくれた。病気だけでなく、コケの発生も抑制するという効果を。水草水槽には向かないけれど、マツモでは実証済み。おそらく枯れることはない。

うちの水槽は2500ルーメンほどの照明を付けている。かなり強めの照明なのでコケが出るのは当たり前なのだが、同じように強い照明でコケに悩まされている人がいれば、塩を入れるのは簡単なので試してみるといいかもしれない。

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金魚のトリートメントは不要!? お店の水槽で病気をチェック!

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よく金魚はトリートメントが必要と言うが、個人的な経験則で言えば、健康な金魚にトリートメントは必要ないと思う。

自分は買ってきた金魚をバケツに入れ、水を足し、ついでに気休め程度に殺菌系の薬(メチレンブルー)を入れて2~3時間放置している。厳密に言えば、これも金魚のトリートメントと言えるのかもしれないが、自分は1週間や2週間もの間、わざわざ別の水槽を用意してまでトリートメントはしていない。

そもそも、トリートメントとは、その金魚のあらゆる病原菌やウイルスを退治することが目的では無いはず。科学的に考えても、塩や薬を使ったところで、買ってきた金魚の病気やウイルス、寄生虫などのキャリアを完全に防ぐことは不可能だ。

トリートメントが必要とよく言われるが、トリートメントの目的は買ってきた金魚が病気にかかっていないかを観察することが最大の目的だ。

ならば、それはお店の水槽で済ませればいい。お店でじっくり金魚を観察してから買うようにすればいい。例え金魚に詳しくない人でも、買おうとしている金魚が元気に泳いでいるかどうかは直ぐに分かるはず。また、よく観察してから買うようにすれば、金魚のヒレがボロボロになっていたり、体表に異常があったりすれば、その金魚は選ばないはすだ。

通常、一般的なお店では入荷したての金魚を販売したりはしない。大抵数日間はトリートメントタンクで様子を見ているし、薬浴などもしているはず。つまり、お店で金魚を買う多くの客は、トリートメント済みの金魚をわざわざ自分で再びトリートメントしているわけだ。しかも、そのトリートメントは気休めでしかなく、病気や寄生虫のキャリアを防げるわけではないのに・・・。

個人的な感想を言わせてもらえば、かなり無駄なことをしているように思う。

そもそも 、そこまでトリートメントに気を使うのなら、新しい金魚など入れなければいい。家の水槽にいる金魚が高級な金魚だったり、大切な金魚であるなら、新しい金魚など入れるべきではない。

新しい金魚を入れるということは、今まで平穏無事だった金魚に病気になる機会を与えているようなものだ。どんなに丁寧なトリートメントをしたところで、病気の持ち込みを防ぐことは不可能なのだから。

しかし、だからといって新しい金魚を買いたいという衝動が抑えられるものでもない。自分もそう。こればかりはどうしょうもないのかもしれないが、であるならば、それを承知で新しい金魚を入れる場合、無駄な懺悔をして自分を納得させるのではなく、運を天にまかせてそのまま入れてしまうほうがいい。

金魚が病気になるかならないかは、トリートメントのおかげというよりも、その金魚が持つ強さに頼るしかないのだから。

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金魚の沈没病には粘膜保護剤が有効!?

転覆気味だった江戸錦、ついに沈没しおった・・・orz

絶食しても塩浴しても効果がなく、エルバージュで薬浴してみたものの、やはりほとんど改善はしなかった・・・。

もうどうしろと?( ;´Д`)

って感じ。せめてもの救いは元気なことぐらい。餌は普通に食べるので少しだけ与えている。でも、その時に大暴れして餌を探しまくる・・・。で、お腹がスレる・・・。スレるのだよ・・・。

で、導入したのが「粘膜保護剤」。

キョーリンのアピールが凄かったのでダメモトで入れてみたけど、これが結構効果あったみたい。最近はお腹も赤くならなくなった。今までは水槽に入れるものと言えばカルキ抜き程度だったけれど、粘膜保護剤も入れて損は無いのかも。

もっとも、粘膜保護剤の力というよりは、金魚が自分でスレないコツをつかんだだけかもしれんけどw

動画にも映ってるけど、同居人の桜錦も転覆気味。桜錦も沈没するのか?

うちの金魚は琉金は平気なのに、何故からんちゅうや江戸・桜錦などは転覆病になるんだよね。

なんでだろう・・・なんでだろう・・・なぜだなんでだろう・・・。

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金魚や熱帯魚の病気、鰓病の治療は水温を下げる!?

金魚や熱帯魚の病気、大抵は治療方法として水温を上げたりする。これは金魚や熱帯魚の活性を上げたり、病原菌や寄生虫の活動を鈍らせるための手段だけれども、こと鰓病に関しては水温を上げるのではなく、水温を下げたほうが良いらしい。

金魚や熱帯魚は鰓病にかかると、エラについた大量の菌や寄生虫を取り除こうと普段より多くの粘膜を出す。ところが、この体表を守るはずの粘膜も、エラなどに多く付いてしまうと呼吸がし辛くなるのだとか。

金魚や熱帯魚の病気を治そうと水温を上げると、確かに金魚や熱帯魚の活性が良くなり病気への抵抗力が増す。しかし、それは同時に酸素の消費量も増えることを意味する。ところが、水温が上がると水中に溶け込む酸素の量が減るので、水槽の環境によっては金魚や熱帯魚にとって酸素不足になる危険性もある。

これが鰓病だとさらに始末が悪い。病気を治そうと水温を上げることは、鰓病をかかえる金魚や熱帯魚にとってさらに呼吸がし辛い環境になることを意味する。ある意味、飼い主が病魚に追い討ちをかけていることにもなる。

鰓病を治す方法、治療法は、室内飼育やヒーターなどで水温が高めなら冷却ファンなどで水温を下げ、エアレーションを普段より強めにすることがまず第一。そして、その上で塩や薬などで治療することが大事ということになる。

塩、塩水浴で治療する場合は1%の濃度(1Lにつき10g)で1時間。もっと高い濃度で短時間塩浴させる方法もあるが、自分は1%ぐらいで塩浴するようにしている。それでも良くならない場合などは薬を使うことになる。

とはいえ、鰓病も細菌が原因だったり寄生虫が原因だったりと様々なので、薬も使い分ける必要がある。鰓が粘液などで分厚く感じる場合、一般にはグリーンFゴールド(顆粒またはリキッドタイプ)で薬浴する。一方、、鰓が黒かったりピンクだったりと変な色をしている場合は、寄生虫が原因の場合もあるのでリフィッシュなどの寄生虫向けの薬も入れる(薬は同種でなければ併用可)。

鰓病の治療方法は理解していたつもりだった。でも、水温を下げるということろまでは気づかなかった。らんちゅうやディスカスをはじめ、金魚や熱帯魚の病気治療はまず水温を上げることが推奨されている。しかし、こと鰓病に関しては水温を上げるのは厳禁で、むしろ、水温を下げることのほうが有効なようだ。

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金魚の松かさ病は隔離無し?塩浴加温で治療する養魚場

金魚のプロ、養魚場の人達は、金魚の病気の大半を「塩」と「水温」だけで治してしまうらしい・・・。

以前、うちにいたらんちゅうが松かさ病になったことがある。お腹が風船のようにパンパンになり、鱗も逆立ち、目もポップアイ気味に出目金みたくなったりして。

最初は雌だったこともあり産卵か?と浮かれていたけど、全然違って松かさ病だった。治すのが難しい病気だけに、ここまでくるともうダメか?と思ったけど、よく行く養魚場の人に聞いたら「塩入れて水温上げたら治る」と意外にあっさり。

金魚にとって、松かさ病は人間でいうところの「風邪」みたいなものらしい。

で、早速水換えをし、ヒーターで水温を25度ぐらいまで徐々に加温しながら、塩浴のほうも塩の濃度を0.3パーセントぐらいまで上げてみた。すると、意外にも3日ぐらいでお腹の張りが消え、鱗の逆立ちもポップアイも消えてた。

正直ビックリ。塩の凄さに・・・。それまでは薬に頼り、わざわざ隔離して薬浴してきたけど、大抵は失敗して惜しいことをしてきた。金魚やアクアのことに詳しくなると、たかが塩では病気は治せないと考えがちになるんだよね。

東日本大震災は金魚にもストレスとなったのか、知り合いの金魚が松かさ病になったらしい。現在、塩と加温で治療中。回復するといいね。

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松かさ病:金魚の病気 【金魚・らんちゅう専門店 金魚一道】

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熱帯魚の病気、治療法はやはり隔離で薬浴かも…

先日から病気ぎみのコリドラス、なかなか治らないなぁって思ってたら、よく見るとお腹が赤くなってるではないか・・・。

これってもしかしてカラムナリスではなくて、エロモナス

と思って早速コリドラスを隔離。最初は単なる尾ぐされだと思って、水槽にグリーンFゴールドリキッドでも入れておけば治るだろって思ってたんだけどね。でも、こと穴あき病だと、さすがにそれでは治らん気がしたので。

それにしても、熱帯魚の病気ってさ、見分けつきにくくない?

で、専用プラケースに隔離して5日。写真のとおりお腹の赤みもすっかり無くなりました。といっても分かりづらいけど・・・。隔離ではトリートメントなどの専用の水槽などは持ってなかったので、応急処置として小さめのプラケースを水槽の上に浮かべて使用しました。

コリドラス・ステルバイ

さすがはグリーンFゴールドリキッド・・・というか隔離。フィルターや水草の吸着が無いためか、水槽に直接薬を入れるよりもかなり早く治りました。

知り合いに「丈夫なコリドラスを死なせたら熱帯魚飼う資格無いかもよ」って言われてただけに、個人的にはかなり安堵・・・。

よかったよかった(´∀`)

P.S. ちなみに塩浴&薬浴環境は、水1.5リットル、塩浴0.5%、グリーンFゴールドリキッド規定量(1Lにつき1cc)、水温27℃。毎日1/4の水換えと塩、薬の濃度調整をしました。(ペットボトルなどに水換え用の塩と薬の入った飼育水を用意しておくと便利です)

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熱帯魚飼育 薬浴&塩浴の仕方

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グリーンFゴールドリキッドで薬浴 本水槽に直接入れてみた

コリドラス・ステルバイ

コリドラスがカラムナリスに感染模様。おまけに白メダカまで底でじっとしだしたので薬浴を決意。さっそく塩浴した後、薬浴を始めました。

小型水槽なのでプラケースなどには隔離せず、本水槽にて直接薬浴することに。使用した薬は水草OKのグリーンFゴールドリキッド。この薬、最近ではバクテリアにも影響が少ないことが分かってきた薬で、熱帯魚飼育にとっては万能薬的な薬です。

まず始めに塩浴のため塩を濃度0.5%に調整(5リットルで25グラム)。使用した塩は粗塩。そして、翌日にグリーンFゴールドリキッドを半日かけて適量入れました(5リットルで小さじ1)。

で、薬浴5日目。いまのところ魚(コリドラス、グラミー、メダカ)にも水草(アナカリス、ミクロソリウム)にも影響ないみたい(たぶん)。ネットには大丈夫って書いてあったけど、内心はヒヤヒヤしていただけに一安心でした。

薬浴は1週間ぐらい続けるつもり。途中、時々水換えと、その分の薬も追加。薬浴後は、今までどおり週1の水換えで塩と薬の濃度を低くしていく予定です。

今回の教訓。「小型水槽で熱帯魚飼うなら、やはり数を減らさなければダメだね」でした (* ̄Θ ̄*)

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やさしい観賞魚の飼育と管理 よくある質問 【日本動物薬品】

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