土佐金

金魚の選び方、水槽なら横見で色柄&模様重視!?

南京

金魚の選び方は水槽飼育が多くなったことで横見で選ぶ人が多くなったと思う。らんちゅうや土佐金、南京といった本来は上見で選ぶべきとされる金魚でさえ、今は横見で選ぶことが多い。

自分も横見で金魚を選ぶ。金魚の選び方は色々あるとは思うけれど、自分は断然横見。そして、色柄と模様を重視して選んでいる。

自分が気に入った色、模様であることが大前提で、品評会などで評価される形や模様などは自分的にはどうでもいい。とにかく自分の気に入った色と模様で選んでいる。

金魚最大の魅力は、「1点物の色と模様」にあると思う。

熱帯魚などと違い、更紗模様の金魚には二つとして同じ色と模様が無い。つまり、自分だけの金魚を見つけることができるのだ。

価格が安かろうが高かろうが、そういった「1点物の色と模様」に出会うととても興奮する。ところが、金魚の専門店ではいまだに上見で販売している店がある。ネット販売の店ですら上見だけという場合もある。実に惜しい感じだ。

そもそも、らんちゅうはともかく、地金や東海錦を上見のみで買う人はいないだろう・・・。

個人的には、「金魚は上見で楽しむもの」は水槽が無かった時代の楽しみ方だと思う。江戸時代の人も、水槽があれば当然横見で金魚を楽しんでいただろうし・・・。

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金魚を愉しむ2 内容充実の金魚写真集!

金魚を愉しむ・・・のバージョン2。前号の金魚を愉しむの内容が金魚の写真集だとするなら、今号の「金魚を愉しむ2」は金魚愛好家への道を指南する解説書のような内容。

「品評会や愛好会へ参加して、よりディープに金魚を愉しもうじゃないか」と勧められているような内容だ。

とはいえ、全く金魚の写真が無いというわけではない。前回に比べ、多少金魚の写真が減った感じは否めないが、らんちゅう、土佐綿、南京、地金、琉金など、代表品種の優勝・入賞魚の写真が掲載されている。江戸錦や桜錦など、滅多に見られない上物の色あい、柄も見ることができる。

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より詳しい内容、ページビューは公式サイトにあるので、そちらを参照されたし。

前回に比べ、品評会や全国にある愛好会の情報、繁殖や選別の仕方にページが割かれている。その点でいえば、読み物としての読み応えは十分あると思う。

個人的には、繁殖の際の魚巣の作り方など、もっと写真付きで詳しく解説してほしかった。敷巣に金網を使ったり、産卵床にビニール紐を使うのは分かったけれども、どう作るのかまでは詳しくは解説されていなかった。

雑誌としては少々お高め(1,500円)だけれども、個人的には金魚好きなら十分楽しめる内容だと思う。おすすめだ。

「金魚を愉しむ」シリーズ、前号とあわせ、金魚の写真集として揃えるのもいいかもしれない。

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緑書房 フィッシュマガジン 雑誌 熱帯飼育のノウハウが満載の実用情報誌

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土佐金の水槽飼育は導入時の注意と水換えで可能!?

土佐金

金魚の土佐金。土佐金の水槽飼育は水換えの頻度を増やせば大丈夫なような気もする。実際、2年弱ぐらいは大丈夫だった。しかし・・・。ついに落としてしまった・・・。

土佐金の水槽飼育、余計なバクテリアや水質調整剤は入れないほうが良いと思う。

砂利を掃除しようと思ってコトブキの「ザイム33」を入れたのが悪かった。入れて2日目ぐらいから急に水面を漂うようになり、薬浴をためらっているうちにあっという間にダメになってしまった。

他の水槽で飼っている琉金や江戸錦では問題なく、地金(六鱗)でさえ大丈夫だったのに、土佐金だけは何故かあっけなく落ちてしまった。2年も大丈夫だったこともあって、土佐金が土佐金(虚弱)であることをつい忘れてたんだと思う。油断大敵。凡ミスだね。

病気の出やすい春というのもあったかもしれないけど、あの症状は病気というより、ザイム33の注意書きにあった「入れすぎるとバクテリアがエラについて呼吸困難になる恐れがあります」だったんだと思う。というか、規定量しか入れていないんだけどもね・・・。極端な話、何もせずにハイポで中和した水を入れとけば良かったんだと思う。

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話は変わるけど、土佐金をこれから水槽で飼育しようと思っている人に忠告。土佐金を水槽で飼うなら土佐金だけで飼うほうが良いと思うよ。もしくは、同じ金魚屋で買った金魚(水、環境が同じ金魚)だけで。既に他の金魚が家の水槽にいる場合、そこに新しく土佐金を入れるのは、ある意味博打だと思ったほうがいい。大丈夫な場合もあるだろうけど、自分が買った2匹のうちの1匹のように直ぐダメになることもあると思う。

あと、土佐金はよく「日光必須の丸鉢飼育で水換えも毎日」なんて言われているけど、それはあまり気にしなくても大丈夫だと思う。事実、水槽でも何ら問題なく土佐金を飼ってきたわけだし。

水換えは夏場だけ3日に1度は水換えをしていたけど、後は週1回の水換えで大丈夫だったし、水槽飼育なので丸鉢でもなく日光も無かったけどこれも問題無かった。だけれども、土佐金を買ってきた導入時だけは注意したほうが良いと思う。

土佐金を買う時期は夏がベスト

どんな金魚もそうだけど、夏は病気になりにくいです。金魚のシーズンが夏っていうのも全くもって頷ける感じ。特に土佐金や地金のような体質の弱い金魚は絶対夏に買うべきだと思う。買うのは2歳だろうから、厳しい冬を乗り越え、さらに春にもう一回り成長し、水温が上がって活性の上がった夏に買うのが間違いが無いと思う。

土佐金は店で売ってる時点で既にトリートメント済みだとは思うけど、グレードの高い土佐金で落とした時の損失が心配な場合は、メチレンブルーやリフィッシュなどで短時間トリートメントしても良いと思う。ただ、土佐金の場合は体質面の心配があるのでバケツなどの容器で日は越さないほうが良いと思う。短時間の薬浴(30分)で体についている菌を落としたら、後は本水槽に入れて塩浴するだけで良いと思う。

あと、買って3日ぐらいは絶対に餌はやらないほうが良い。3日ぐらい経ったら水換えをして塩分濃度を下げ、その時点から餌を少しずつ与えるのが良いと思う。そういう感じで自宅水槽の水と環境に慣れさせれば、あとは餌を控えめにして水換えも定期的にすれば何ら問題なく飼えると思う。

ただ、最初にも言ったように、土佐金は水質の変化にかなり敏感なので、余計な水質調整剤やバクテリアは入れないほうが良いと思う。とはいえ、買った当時は水槽にバクテリア(バイオバランス)を入れていたんだけどもね・・・。この辺がどうもよく分からないところなんだけれども、とにかく水質の変化や水温の変化(水換え時など)には注意したほうが良い。活性炭なども洗わずに入れると急にペーハーが変わることがあるので、入れる前には念入りに洗ってから入れたほうが良いと思う。

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というわけで、アクロス432の水槽(45センチ)が1つ空きました。夏に向け、今度は何を入れようか思案中です。

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