転覆したり尻が浮くのは金魚の宿命!? 体形が原因!?
金魚の宿命ともいえる転覆病。また転覆までいかずとも、泳ぎを止めた途端、尻が浮き加減になる金魚は割と多い。
最近飼い始めたらんちゅうもそう。うちの水槽に来た当初から尻が浮き加減・・・。当才で元気いっぱいでよく泳ぎ回るのだが、泳ぎを止めた途端、お尻の方が浮いてくる。
これはもう丸手の金魚の宿命なのかもしれないが、見ていてかわいそうというか、お尻のほうに重りでも付けてあげたくなる。らんちゅうも琉金も本来は和金のようにすらっとしていたはずなのに、人間の都合でああいう体形にされてしまったのだから、金魚にしてみれば迷惑もいいところだ。
こういう転覆病にはよく絶食させると良いなどと聞くが、自分の知る限りでは、うちにいた金魚で絶食したからと言って転覆症状がよくなった金魚はいなかった。転覆しやすいと言われている金魚がらんちゅうや琉金など「丸手」に限られていることを考えれば、やはり転覆病は金魚の体形に原因があるのだろう。
らんちゅうだけでなく桜錦や江戸錦などもそう。背びれが無いことに加え、尾の付け根が不自然なぐらいに急に曲げられている。尾の付いている位置が全ての原因なのだろう。琉金やピンポンパールも尾の付く位置が体の中心より高い位置になってしまっている。そのため、どうしても重心が頭のほうに傾いてしまうのだ。
とはいえ、らんちゅうも琉金もピンポンパールも、無理やりとはいえ、そういう体形になったからこそ人間に愛されているとも言える。その意味では、金魚にとっては迷惑な話ながら、実はありがたいことなのかもしれない。
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高橋らんちゅう養殖園
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