ミクロラスボラハナビの雄雌の違い、見分け方は背ビレや尾ひれのオレンジ色の違いを見れば一目瞭然。オスは尾ヒレや腹ビレにはっきりとしたオレンジの縞模様が出るが、メスはあまり出ない。オレンジの発色もオスはビビットに強く発色するが、メスはあまり発色せず、かなり地味だ。
上の動画はうちにいるミクロラスボラの繁殖行動。産卵の仕方はオスがメスを追いかけ、メスが水草に卵を産み付けるという感じだ。この点では他の魚と同じで、金魚などとも全く同じ。ただ、金魚とは違い、ミクロラスボラハナビは産み付ける卵の数がかなり少ないように思う。
ミクロラスボラハナビは水槽で知らないうちに自然繁殖すると言われているが、うちの水槽では何故か無理のよう。やはり混泳水槽では難しいのかもしれない。ヤマトヌマエビやシュリンプ類、テトラなど小魚がいる場合、大抵は食べられてしまうようだ(エビ、シュリンプは卵すら食べる)。
ミクロラスボラハナビを繁殖させたいなら、面倒でも専用の小さい水槽を用意することが一番簡単な方法だと思う。
30センチ水槽ぐらいならウィローモスやマツモなどの水草を入れ、ミクロラスボラハナビを2ペアかオス匹、メス2匹のトリオ編成で放す。卵を産んだ時点で親魚を本水槽に戻し、後はそのまま自然繁殖に任すといった感じ。フィルターは不要で、産卵後は水換えを極力減らす。
その際、繁殖水槽にはあらかじめ水草をすりつぶして放置しておくといい。インフゾリアなどの微生物が沸くので、生まれた稚魚の初期飼料が不要になるので便利だ。
メスは体もオスに比べ大きくふっくらとするので、一見、ミクロラスボラハナビの雄雌の見分け方は簡単なようにも見える。しかしながら、何故かペットショップではペアで販売をしてくれない。その場合は導入時の失敗も考えて10匹ぐらいの単位で買った方がいい。そうすれば確実に雄雌のペアが手に入る。
ペアで販売しないのは手間の面もあるのだろうが、せっかくの人気と、アクアリスト人口を増やすチャンスを逃してしまっているようにも思える。